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本格ネルドリップを自作する方法

更新日:6月16日




ネルドリップは、コーヒーの深みやコクといったアロマの成分をろ過せず抽出でき、究極の抽出方法と呼ばれることもあります。

一方、ペーパーフィルターと比較すると、手入れが手間だったり、扱いにくいといった印象があるせいか、雑貨屋のコーヒーコーナーなどでも扱いが少なかったりします。

また、製造メーカーが限られており、種類や形状もそれほど選択肢がないと感じています。

そこでお勧めなのが、「ネルドリップの自作」です。

意外に簡単に、身の回りのもので安上がりにできてしまうので、ぜひ試してみてください。


自作ネルドリップに必要なもの


①フランネル

ネルドリップは、「フランネル」と呼ばれる、主にコットンを素材とした生地です。

シャツやパジャマの素材として使われることが多いのですが、出汁を濾すためにも使われます。

必要なものは、食品を取り扱う用のネルになります。

服飾用のネル生地は、口にすると有害な物質が含まれている可能性があるので、使わないでください。

東京の合羽橋などにある業務用品を取り扱う店舗に売っていることもありますが、インターネットで注文するのが一番手軽です。

「ネルこし布」などのワードで検索すると、色々な業者が販売をしています。


ネル生地のこし布と言っても、種類はかなり多いのですが、お勧めは、「片面起毛のネル」です。

一般的に販売されているネルドリップは、起毛のないネルがほとんどですが、片面起毛のネルは、起毛がないものと比べると、抽出スピードがゆっくりになるため、より深い味わいのコーヒーを抽出できます。


他を試したことはありませんが、様々な種類があるので、いくつか試してみるのも面白いかもしれません。


業務用のネル生地は少量では売っていませんが、1m×1mで1000円ほどで購入ができます。

そんなに大量には作ることはないと思いますが、このサイズだと20枚以上は作ることができるかと思います。


②柄

ネルドリップの持ち手部分は、正直なところ、どこのメーカーの既製品もデザイン的に良いものがなく、ネルドリップを自作しようと思ったきっかけになりました。

彫刻刀やヤスリの柄の部分を使うとちょうどよいものができます。

これらは、「ヤスリ 木製 柄」などで検索すると、100円前後でネットで購入できます。

ちなみに私は、細目のタイプを作りたかったので、たこ焼き用のピック(200円前後)を購入し、ピック部分を取り外したものを利用しました。


③針金

ネルを取り付ける部分で使う針金は固く、形が崩れにくいものを選びます。

少量を売っていることが少ないので、お勧めするのが、クリーニング店等で使っている金属のハンガーです。ペンチなどで簡単に曲がりますが、曲げた後は形が崩れないので、ちょうどよい素材です。


以上の材料があれば、自作のネルドリップを作ることができます。



自作ネルドリップの手順


次に上記の材料を使ってネルドリップを作る工程を説明します。


①ネルの型を取る

ネルのサイズや形状を決め、まずは型を作ります。

オリジナルの型を作るのは、それなりに難しさが伴いそうですが、一番簡単なやり方は、作りたい型のペーパーフィルターの接着部分を外し、型にしてしまうことです。もしくは市販のネルフィルターを1つ買ってみて作りを参考にするのもいいかもしれません。

サンプルに合わせて型をとり、ネル生地を裁断します。


②針金でネルの取り付け部分を作る

ハンガーなどの固い針金を円を作るようにペンチで曲げ、ネルの取り付け部分を作ります。

円の大きさは切り取ったネルの大きさによりますが、後程糸で縫い付けることを想定し、針金の直径をネルの直径の一回り小さくする程度にしてください。

柄に取り付ける部分の針金を5cmほど残して、不要な部分をカットしてください。


③持ち手の部分を作る

持ち手部分は、②で作った針金が装着できるように調整します。

針金を装着する部分に穴が小さい場合やない場合は、キリ等で穴を調整し、穴が大きすぎれば、木工用ボンドなどを注入してから針金を差し入れてください。


④ネルを縫い付ける

ネルの抽出部分を、ミシンを使って頑丈に縫い合わせます。手縫いでもできますが、どうしても強度がなくなってしまうのと、後々裁断面のほつれが気になってきます。

針金部分は手縫いで布を一周させるように縫い合わせていきます。全て縫い終わったら、ほつれなどを調整して完成です。




以上の工程は慣れれば20分程度でできるものであり、ネルの単価も100円以下なので、思った以上にお手軽に感じるはずです。

ネルの交換は、一般的には50回程度。毎日使う人であれば、自宅用でも1~2か月で交換したほうがよいものですので、ネルドリップ愛好家であれば、ぜひ自作をしてみてください。



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